分担と協力が重要

介護の仕事と子育ての両立に最も欠かせないのは、自分だけで背負わないことである。ともに暮らす夫がいれば、育児を自分だけの仕事と思い込まずに協力するのが理想的だ。

ただ、もしも収入面は主に夫に任せるという場合であれば、頑張りすぎないように自身の仕事の時間帯などをセーブすると負担が軽くなる。自分以外にも仕事をしている家族がいる場合、全員が仕事を頑張ると育児に費やす気力や体力、時間がなくなってしまう。上手く協力すること、分担すること、話し合うことが大切だ。

介護の仕事と子育てを両立させる方法

介護の仕事は体力的にも精神的にも重労働である。時間的にも拘束されるほか残業をしなければならないこともある。しかし、子育てをしていると残業が出来ないことも多く、職場の人に迷惑をかけてしまうことも。子どもが小さいと、熱を出したり体調を崩せば保育園や幼稚園から呼び出しがかかったりして、仕事を早退しなければならないこともある。そのようなことが重なれば、職場で肩身の狭い思いをしなければならないものだ。しかし、子育てと介護の仕事を両立させている人は少なくない。そのためには方法がある。

1つは周囲の協力を仰ぐことだ。夫や親、親戚など困ったときには助けてもらうようにすることが必要。子どもの送迎や緊急のときの対応、食事の買い物や支度など、できることはやってもらうようにするにも手だ。仕事との両立は家族との助け合いが必要だ。それが難しい場合は、ベビーシッターや地域の子育て支援センターなどを利用するのも方法の1つ。1人で子育てをするのは限界がある。介護の仕事は精神的余裕が必要だ。周囲の協力や支援に頼ることで心に余裕を持ち、充実した仕事ができるだろう。

また転職するときの職場選びも大切だ。育児中のスタッフなどが多い職場なら、子育ての苦労を理解してくれるため仕事がしやすい。肩身の狭い思いをせずに仕事ができるはずだ。そういったスタッフが多いということは、子育てとの両立をしながら働ける環境がある、ということでもある。託児所が設置されていたり、短時間勤務制度などがあったりするものだ。そういった職場選びが必要である。育児との両立がしやすい職場で働くための転職のコツは詳細をチェックするといい。